大学受験の不透明さがあるために、中学受験の人口がとても増えています。大学入試では選抜の方法が時代とともに変化し続けています。以前は１，２月の試験だけだったものが、現代では9月以降に推薦型の入試が増えています。さらに試験の内容も多様化し、長文の割合も多くなっています。
大学入試の入試携帯の多様性があるために、その形式が定まらず、受験生は翻弄させられている現状もあります。そのために世間の親御さんたちが子どもたちを優秀な中学校に進学させようと考えています。早めに優秀な中学校に合格させて勉強させれば、優秀な大学に入学できてその結果、大企業に入り、将来安定に暮らせるという流れが出来上がります。
中学、高校、大学、就職という一連の流れでうまくいけば、その学生は日本の社会の一員となり比較的に安定して生活することが可能となります。おそらくこれが日本の親御さん方が望む考え方でしょう。あまり我が子に苦労をさせたくない、そのために早いうちから優秀な学校に入れておきたいと思う親御さんが大半なのではないでしょうか。
中学には大学の付属校と受験校があります。どちらの学校にも一長一短があります。付属校は大学受験がないために、中学と高校では比較的ゆっくりと生活ができます。それに対し受験校では中学に入学すると同時に多くの宿題や課題が出され、日々勉強しなければなりません。皆さんはどちらが良いでしょうか。
昔と違って今は、どの学校でも進学を意識しています。それは付属の中学であっても、将来を見据えて大学進学を考えさせられます。もちろん同じ付属の学校に進学する人が多いのですが、違う学校に行く場合もあります。中堅私大の付属学校では、他大学を受験しても良いといいう学校もあります。
情操教育という言葉がありましたが、現代ではあまりそのような言葉は鳴りを潜めています。少子化にともない進学を意識させる形態へと変わってきました。偏差値の高い大学へ進学させることが、良い学校であろうとする価値観が出てきました。もちろん子どもの将来を考えれば大企業に入ることのできる偏差値の高い大学へ行く高校は魅力的に映るはずです。