高校受験

高校受験は、とくに東京都内では減ってきている現象があります。それは中高一貫の学校が増えてきたという背景もあるでしょう。高校受験という一つの受験期を減らすことによって、大学受験までの過程を一気に進めるという中高一貫の授業の狙いがあります。

高校受験に出題されても大学受験にあまり出題されない分野というものがあります。例えば現代国語文法や、理科の電気回路などです。もちろん国文学専攻を受験したり理系で物理を選択したりする場合には必要ですが。そのような細かいところを考えると、高校受験に必要な勉強の量を減らして、大学受験に向かわせた方が結果もうまくいくことも多いのでしょう。

中学の内申点が高校受験には深くかかわってきます。中学時代の全ての教科の評定平均が高校受験には必要になってきます。とくに公立の場合には。そうなると中学での勉強も気が抜けません。さらに高校受験という一大イベントに集中して神経を使う必要も出てきます。

大学入試で準備しなければならない量が多いために、高校受験をあえて減らしていく学校が多いわけですが、必ずしも高校3年間で大学受験の準備ができないわけでもありません。効率よくうまくできる人は3年間でも十分に対応できます。自分の状況を考えながら高校受験をした方がよいかどうかを考えていきましょう。

高校受験よりも中学受験の方が門戸の広い場合が多いです。しかし中学受験の方が塾などに行かなければ受験に対応できない場合が多いです。高校受験は公立学校であればある程度は塾無しでも対応可能といえるでしょう。もちろん難関校は別ですが。そう考えるとどちらが良いとも考えられませんが、やはり受験生本人の性格や親御さんの考え方によってくると思います。

高校受験のメリットとしては、中学受験のときに比べて、受験生本人が大人になっているということです。15歳くらいともなればある程度は物事の判断がついてきます。自分がどのように生活すれば将来どうなるかがわかってきます。そう考えられる受験生の割合が多くなる分、高校受験の準備は中学受験に比べてしっかりしたものとなっていくでしょう。

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